【徹底解説】中国への「入国カード」オンライン版の書き方と出力方法を解説|2025年11月21日から本格導入に移行
中国への入国審査の際には、日本人を含む外国人は入国カードを準備して提出する必要があります。
初めて中国を訪問する方であれば入国カードをどこでもらえるのか?と不安になりますし、記入すべき内容について十分に準備しておらず、現地にてとまどってしまう場合も多かったでしょう。
しかしながら、これから中国へ入国する方はご安心ください。
事前に日本にいる間にオンラインで入国カードを記入して準備することができます。
※2025年11月21日より、オンライン入国カードの仕組みがアプリ等にも拡張され、中国全土の国際空港等にて本格的に導入が完了しているようです(2025年11月20日以前は上海市の浦東空港もしくは虹橋空港のみの対応)。
この本格導入に合わせて本記事も2025年11月21日に全面改訂をいたしました。
※2025年11月21日時点ご注意点
2025年11月21日時点でスマートフォン(iPhone標準ブラウザ)の入力画面を確認したところ、一部の項目選択にバグがあることから上手く入力ができない場合があるようです。
この場合は、別のブラウザか上記のアプリから入力をお試しください。
オンラインで入力後にQRコードが発行されるため、これを現地の空港にある手続き用の機械に読み込ませることにより、正式な入国カードが発行される仕組みです。
外国人入国カードオンラインページにて手続き
外国人入国カードオンラインページにて情報を入力します。
以下リンク先から手続きを開始します(本リンクも2025年11月21日から更新です)。
スマートフォンもしくはアリペイ内のミニアプリ等でも可能です。
アプリの場合は、微信(Wechat)もしくは支付宝(Alipay)で「移民局12367」もしくは単に「12367」と検索をしてみてください。
本記事にて掲載の画面がこれらのアプリ内で表示されます。
手続きの最後に画面に対してサインをする必要があり、これはスマートフォンのインターフェースのみ可能であるようです(パソコンではマウスでの入力ができないようでした)。
入力完了後にQRコードが表示されてこれを保存することができます。
以下スマートフォン画面は「外国人入境登记卡网上填报」からの引用です。
■中国入国カードオンライン書き方解説 - 準備情報等
パスポート写真のアップロードが必要ですので準備をお願いします。
その他以下情報について予め確認をお願いします。
・ご自身のパスポート記載の姓名(ローマ字) ※
・パスポートの番号 ※
・パスポート記載の本籍地 ※
・ご自身のメール(QRコード画像の送り先として利用します)
・行きの航空便名 ※
・行きの入国都市と空港名(ローマ字) ※
・(予約済の方は)帰りの航空便名と日付
・(お持ちの方は)ビザの番号
・ご自身の電話番号(日本もしくは中国いずれか) ※
・中国の宿泊場所住所(ホテルもしくはオフィスいずれかの住所) ※ ※※
・中国側招待者の名前と電話番号(中国側会社スタッフ等)
※は必須の情報です。
※※中国の宿泊場所住所(ホテルもしくはオフィスいずれかの住所)は、都市名と地区名をローマ字(ピンイン)表記で選択する必要があります。予め確認をしておく必要があります。
例えば、上海市の長寧区(长宁区)であれば「Changning District」等の表記名です。
以前の入国カードには「過去2年間にどの国を行かれましたか」の質問がありましたが、本システムによる入力では不要になったようです。
■中国入国カードオンライン書き方解説 - 入力開始
外国人入国カードオンラインページにアクセスするとすぐに入力が開始できます。
特にログイン等の操作はありません。
「Entry Declaration」を選択すると入力画面に遷移します。
右上のメニューで「English」と「简体中文」を切り替えることができます(2025年11月時点では日本語には対応していないようです)。
利用に関する注意事項等が表示されます。
「I AGREE」を押して次に進みます。
■中国入国カードオンライン書き方解説 - パスポートアップロード
パスポートの準備をお願いします。
現物を写真に撮るか予めスマートフォンで撮った写真を利用することもできるようです。
①パスポートアップロード
パスポートアップロード画面です。画面のカメラマークを押すと「(パスポートの)写真を撮る」「保存された写真を使う」等が選べます。
アップロードする写真はできるだけはっきりと各文字が読み取れるように撮る必要があります。
(パスポートの表面は光が反射しやすいので特に注意です)
パスポートの写真をアップロードした後、「Next」ボタンを押します。
■中国入国カードオンライン書き方解説 - 基本情報
まずは読み込んだパスポートの情報を確認します。
(本システムの画像読み取りは若干精度がよくないようです。ご自身で適宜修正をする必要があります)
②基本情報入力
「Last Name(ローマ字の姓)」「First Name(ローマ字の名)」「Gender/Date of Birth(誕生日)」「ID Number(パスポート番号)」はそれぞれパスポートに記載の通り入力されているか確認をします。
「Transportation Mode」は、入国時の交通手段です。飛行機であれば「Flight」です。
航空便を入力し、到着した都市と空港名を選択します。
(この都市名と空港名から中国全国で導入されていることがわかります)
■中国入国カードオンライン書き方解説 - 個人情報
主にご自身の情報、連絡先やメール等の情報を入力します。
③個人情報入力
「Chinese Name(中文姓名)」は入力不要です。
「Country Region of Birth」は「Japan(JPN)」を選択。その下にはパスポートに記載されている本籍の県名をローマ字で入力します(TOKYOやSAITAMA等)。
「Contact Number」はご自身の電話番号は日本もしくは中国いずれかを入力します。
日本の場合は「+81-最初のゼロを除いた携帯電話番号」を入力します。
中国の場合は携帯電話番号11桁をそのまま入力します。
「Email」にもご自身のメールアドレスを入力します。
最後に表示されるQRコードをメールアドレスへ送る場合は、これが用いられますので正確に入力します。
ビザをお持ちの方は「Do you hold a valid visa…」を「Yes」を選択し、ビザ番号を入力します。
ビザが無い方は「No」を選択し、ビザ番号の入力は不要です。
■中国入国カードオンライン書き方解説 - 旅行情報
主に渡航に関する情報を入力します。
④-1 旅行情報
「Purpose of Entry」は渡航の目的です。適切なものを選択します。通常は「Business」や「Visit」を選択します。
「Date of Entry」は入国日です。
「Destination Cities in China」は中国へ到着した都市です。通常は入国手続きをする都市名を選択します。
「Cities of Transit in China」は期間中に滞在する複数の都市がある場合はこれを入力します。
到着した都市のみの場合はここは空欄とします。
「Address in China」は中国における宿泊場所の住所を記載します。
都市名と区を選択するようになっています。この区も英語で表記されていますので、正確に選択ができるように予め準備をお願いします。
ホテル名も英語もしくは中国語表記で記載をしてください。(日本語のホテル名を記載するのは不可です)
④-2 旅行情報
「…any inviting entities or inviters…」とは、中国側の受け入れ先についての確認です。
「inviting entity」は会社組織、「inviter」は個人です。これはどちらでも大丈夫です。
中国側で会社のスタッフや受け入れ先の方がいる場合は、招待者として名前と電話番号をそれぞれ入力します。
④-3 旅行情報
「Confirmed Departure Itinerary」は、中国を離れる予定が決まっているか否かを確認しています。
中国を離れる予定が決まっている場合は、「Yes」を選択し、その日付と航空便名を入力、都市と空港名を選択します。
各情報を入力し「Submit」を押すと最後に「companions」つまり「同伴者」がいるか確認があります。
家族等の同伴者がいない場合は「No」を押して進みます。
■中国入国カードオンライン書き方解説 - 入力内容署名
入力内容に対して署名をします。
最後に入力内容についての署名画面です。
「One-click Input」を押すと入力について正しい内容であることを宣誓する旨が記載されます。
その後に「Click to sign」を押すとサイン画面が表示されますので、自署によりサインをします。
(このサインは現時点ではスマホでしかできないようです。つまりパソコンの場合はここから画面が進みません)
サイン後に「Confirm」を押せば次の画面ですぐにQRコードが表示されます。
■入力情報の確認とQRコード保存もしくはメール通知が可能です
QRコードが表示されます。
表示されたQRコード画像と共に入力情報の一部が表示されます。
日付等をチェックしてください。
表示されたQRコード画像をスマートフォンに保存(Download to Local)もしくはメール(Send to Emall)で通知することができます。
中国現地空港にて手続き用端末でQRコードを読み取り
スマートフォンに保存したQRコードがあれば、入国審査に利用することが可能です。
入国審査に並ぶ前に係員にスマホのQRコードの画面を見せて「打印(dayin)」と伝えてください。
手続きをする場所を案内してくれるはずです。
(2025年11月21日時点では、空港によって手続きが異なる場合があります)
※2025年11月21日以前について(参考)
中国現地の上海市の浦東空港と虹橋空港にある手続き用端末で入国カードを出力する必要がありました。
(浦東空港ターミナル2であれば、搭乗口が並ぶフロアから入国審査の階へ降りる階段の前(指紋の登録端末が並んでいる場所)と入国審査直前の場所にこの端末がありました)
画面の「QRコード」を押すとQRコードを読み込む画面になります。
右下の読み取り口にスマホに表示させたQRコードを読み込ませると画面に入力内容が表示されます。
ここで「印刷」ボタンを押すと、綺麗に印字された入国カードが出力されます。
あとは通常通り入国審査時にこの入国カードを窓口に提示すればOKです。
※中国へ初めてもしくは久しぶりに渡航される皆様へ
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